個人線量計の精度 [時事ニュース]
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個人線量計の精度について
東日本大震災から2年以上という月日が流れました。
自分の住んでいる地域が福島第一原発からかなり離れている事もあり、
個人線量計などは持ち合わせていませんが、朝日新聞で取り上げられていたので、
まとめておこうと思います。
個人線量計
放射性物質は、色もニオイもなく、どこに蓄積されているのか、人間の五感では
感じ取ることができません。
調べる術は、計測器で調べる事のみです。
個人計測計は、読んで字のごとく、個人で購入して放射性物質の濃度などを計測する機械です。
日本製から外国製まで、様々なタイプの計測器が販売されています。
震災直後は、品薄となり、価格も急騰しましたが、今現在は落ち着いているように見えます。
>>> Amazon 線量計一覧
誤差
重要なのが、計測器は完璧ではないという事です。
素人考えでは、重要なことなので、完璧ではない商品を売られたら困る!と言いたい所ですが
そうもいかないようです。
この“誤差”に対する知識が、自分はほとんど皆無だったので、少し驚きました…。
これを知らずに計測器を購入し、使用していたらと思うと怖いくらいです…。
まず、JIS(日本工業規格)により、線量計の許容する相対基準誤差の範囲は、
±15%と定められています。
この±15%という数字を初めて知りましたが、かなり広範囲だと感じました。
許容される最小値から最大値の幅が30%もあるんですから…。
つまり、100μSv/hの線量を計測して、85μSv/hと表示されるものと、
115μSv/hと表示されるものが許容範囲の誤差に収まった商品として販売されています。
素人からすると、ちょっと範囲が広過ぎるようにも感じますが、記事を読んでいても
その誤差は仕方がない機械だそうです。
加えて、放射線は常に一定、一様に出ている訳ではないため、
微量に出ているタイミングで計測した場合と、急に多量が放出された時に測った場合で
同じ場所でも、まったく異なる数値を計測するものであるとも書かれています。
異なる線量計で、繰り返し測らないと、その場所の放射線の真の値は分からないのです。
これを知っているかいないかで、冷静に行動できるかどうか変わってきますよね。
被災地の方々にしてみれば、もう常識になっているかもしれませんが、
恥ずかしながら、私は初めて知りました…。
そして、もう一つの“誤差”が線量計を使い続けていると出てくる誤差です。
これも、仕方のない事で、重要な場所で使われている線量計などは、
定期的にメンテナンスや校正が必要なんだそうです。
この校正も、限られた施設でしかできず、1ヶ月待ちのこともあるそうです。
個人線量計を購入する際には、このメンテナンスや校正についての記述があるかどうかも
しっかりと確認して購入したいですね。
必要のなく暮らしていける事が、一番なんですけど…。
評価の高い線量計
最後に、もしかしたら参考になるかもしれませんので、2012年5月に国民生活センターが
販売されている個人線量計6機種を対象に評価テストを実施したときに高評価だった
機種を載せておきます。
こちらは誤差もJISの許容範囲で、日本語での説明文や連絡先、校正についての表記なども
しっかりとあると発表されています。
逆を言うと、JISの許容誤差範囲以上の数値を出した計測器もあったようです…。
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個人線量計の精度について
東日本大震災から2年以上という月日が流れました。
自分の住んでいる地域が福島第一原発からかなり離れている事もあり、
個人線量計などは持ち合わせていませんが、朝日新聞で取り上げられていたので、
まとめておこうと思います。
個人線量計
放射性物質は、色もニオイもなく、どこに蓄積されているのか、人間の五感では
感じ取ることができません。
調べる術は、計測器で調べる事のみです。
個人計測計は、読んで字のごとく、個人で購入して放射性物質の濃度などを計測する機械です。
日本製から外国製まで、様々なタイプの計測器が販売されています。
震災直後は、品薄となり、価格も急騰しましたが、今現在は落ち着いているように見えます。
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誤差
重要なのが、計測器は完璧ではないという事です。
素人考えでは、重要なことなので、完璧ではない商品を売られたら困る!と言いたい所ですが
そうもいかないようです。
この“誤差”に対する知識が、自分はほとんど皆無だったので、少し驚きました…。
これを知らずに計測器を購入し、使用していたらと思うと怖いくらいです…。
まず、JIS(日本工業規格)により、線量計の許容する相対基準誤差の範囲は、
±15%と定められています。
この±15%という数字を初めて知りましたが、かなり広範囲だと感じました。
許容される最小値から最大値の幅が30%もあるんですから…。
つまり、100μSv/hの線量を計測して、85μSv/hと表示されるものと、
115μSv/hと表示されるものが許容範囲の誤差に収まった商品として販売されています。
素人からすると、ちょっと範囲が広過ぎるようにも感じますが、記事を読んでいても
その誤差は仕方がない機械だそうです。
加えて、放射線は常に一定、一様に出ている訳ではないため、
微量に出ているタイミングで計測した場合と、急に多量が放出された時に測った場合で
同じ場所でも、まったく異なる数値を計測するものであるとも書かれています。
異なる線量計で、繰り返し測らないと、その場所の放射線の真の値は分からないのです。
これを知っているかいないかで、冷静に行動できるかどうか変わってきますよね。
被災地の方々にしてみれば、もう常識になっているかもしれませんが、
恥ずかしながら、私は初めて知りました…。
そして、もう一つの“誤差”が線量計を使い続けていると出てくる誤差です。
これも、仕方のない事で、重要な場所で使われている線量計などは、
定期的にメンテナンスや校正が必要なんだそうです。
この校正も、限られた施設でしかできず、1ヶ月待ちのこともあるそうです。
個人線量計を購入する際には、このメンテナンスや校正についての記述があるかどうかも
しっかりと確認して購入したいですね。
必要のなく暮らしていける事が、一番なんですけど…。
評価の高い線量計
最後に、もしかしたら参考になるかもしれませんので、2012年5月に国民生活センターが
販売されている個人線量計6機種を対象に評価テストを実施したときに高評価だった
機種を載せておきます。
こちらは誤差もJISの許容範囲で、日本語での説明文や連絡先、校正についての表記なども
しっかりとあると発表されています。
逆を言うと、JISの許容誤差範囲以上の数値を出した計測器もあったようです…。
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